バイクのトライアル競技の特徴や歴史について

アクロバティックな妙技が魅力!トライアル競技

バイクの大会というのはかなり多く開催されていて、特にアクロバティックなライディングを見ることができるトライアルはバイクのライディング技術のすごさ、高さを目の前にみることができる大迫力の競技です。

他のオートバイ競技の場合、速さ、周回数などを競うのですが、このトライアルだけは他のレースには見られない競技となっていますので、見どころ満載です。

一度見るとファンになってしまう人も多いというこのトライアルについて、知識を持っておくと見学するだけでも非常に魅力がある競技になると思います。

オートバイのトライアル競技とは?

通常、バイクで走る訳がないと思うような岩場、複雑な地形、障害物だらけの専用コースを走るのがトライアル競技です。
走行タイムや周回数を競うのではなく、障害物などがあるセクションを通過する際に、ミスがあれば減点されていくという技術を競う競技です。

ミスによって減点されていくスコア形式の競技は、高い技術と精神力が必須の競技で、選手は常に集中力を持ち、なるべく地面に足がつかないように競技しなければなりません。

減点の例をあげてみると、例えば競技の最中に足を着いたら、その足を着いた回数に応じて最大3点減点されます。
エンスト、制限時間のオーバーなどがあればそこでも減点で、すべての障害物セクションを超え、コースを完走した時に、もっとも減点数が少ないライダーが勝利します。

娯楽からはじまった競技?

実はその他のバイクレースとは違い、はっきりした起源が記されておらず、イギリスなどヨーロッパ圏内で現在でも高い人気を誇っていることから、かつては上流階級、またイギリスの貴族が娯楽として始めたのではないか?と憶測されています。

国内では1973年になって初めて国内初トライアル競技「全日本トライアル選手権」が開催され、現代では多くのファンがそのライディングテクニックを見学に来る人気バイク競技となっています。

クラスは国際A級、国際B級があり、日本からも世界の競技に出場するライダーが多数おり、好成績を収めているトップライダーたちもいます。