AT小型免許取得短縮化の効果

AT小型免許取得が楽になった?

1日に受講可能な教習時間が引き上げとなったことで、AT小型限定普通二輪免許がとりやすくなりました。
最短2日という短い期間で取得できるようになったので、平日忙しいサラリーマンも土日の2日間教習所に通うことで取得できるようになったのです。

AT小型限定普通二輪で乗れるバイクといえば、125㏄クラスのスクーターが主軸といわれています。
50㏄の原動機付自転車は、2段階右折・法廷速度30km/hなど、規制が多く乗りにくくなったといわれていますが、AT小型限定普通二輪を取得すれば、2段階右折の必要もなく、車同様、60km/hの法定速度で運転可能です。
最短2日で取得できるとなれば、これから先取得したいという人は多くなるでしょう。

良質なモデルが多い125㏄クラスのバイク

原付は楽だけど規則が多くて面白くない・・・といわれている中、海外では125㏄クラスがバイク入門のグローバルスタンダードとなっています。
バイクの免許を取得する最初の段階で乗るバイクということで125㏄クラスのバイクは種類もかなり多くなっているのです。

多くの人がのるようになったことで、メーカーも量産し、価格が手ごろになったということもありますが、この先、2日でAT限定普通二輪免許が取得できるとなれば、さらに需要が高まり購入しやすいモデルが増えることも予想されます。
教習所で指導する立場にある方は、2日間でAT限定普通二輪免許が取得できることをどう考えているのでしょう。

教習所もこの先、2日取得に対応するところが多くなる

教習所としても、免許を取得しに来る人が多くなることは経営的にも嬉しいことなので、各教習所で2日間取得に対する教習体制を準備しているといいます。
2日間で免許を取得するとなると、入校し教習を受け、実施試験を行い卒業というカリキュラムを一気に行う必要があるのです。

もちろん教習に関しては安全に運転できるように、技能教習を確実に行う必要があります。
教習所によって違いがあると思いますが、マンツーマン指導が望ましいと考えている教習所も多いとのことです。

すでに2日間講習を始めた教習所では、8月のお盆休みを利用し2日間でAT限定普通二輪免許を取得された方もいたということで、この先、さらに受講する方が増えていくことが予想されます。
とりたいと思っている方にとっても、拱手する側にとってもこの法改正はプラスに進んだといえるでしょう。

バイクメーカーもAT限定普通二輪免許のキャンペーンなど考えている?

2日間教習を行う教習所はこの先、さらに増えていくことが予想されますが、取得する人が多くなればその分、125㏄クラスのAT限定普通二輪を購入する人も多くなります。
2日間で取得できて、しかも購入の際、お得なキャンペーンなどがあれば通いたいなーという人も多いでしょう。

AT限定普通二輪免許が2日間で取得できるようになったことを受け、バイクメーカーとして知名度の高いヤマハでは、キャンペーンなど行っているといいます。
この先、各バイクメーカーがこうしたキャンペーンなど考えてくれれば、さらに需要が伸びるのでは?とも考えられるのです。