スマホのながら運転の厳罰化

スマホのながら運転の厳罰化が始まった!

スマホを操作しながら四輪、二輪を運転することによって起こる重大事故は後を絶たず、令和元年12月1日の交通法改正により、スマホ・携帯電話のながら運転は厳罰化されました。
二輪に関しても四輪に関しても、運転する機会が多い人はスマホのながら運転をしないように!と気を引き締めていると思いますが、実際、ながら運転を取り締まることができるのか?という疑問も残ります。

今までながら運転をしていても、取り締まりにあったことがないという人はながら運転しても取り締まるのは難しいだろうと考えるかもしれません。
しかし、携帯電話使用等の取締り状況、送致・告知の件数を見るとかなりの頻度で行われ、平成25年から比較すれば取締りの成果も見られます。

警察庁のデータでは速度違反、一時停止に次いでながら運転に対する取り締まり件数が多いのです。
取締りに合わないだろうと思うのは間違いですし、重大な事故を起こさないためにもながら運転は絶対にしないという決意が必要となります。

警察によるながら運転の取締り方

警察はどのようにながら運転を取り締まっているのか・・ですが、多くはパトカーや覆面パトカーによる警ら中に取り締まることが多いといわれています。
ながら運転を見つけたらすぐに停止を求め取り締まる、また道路上で行うことも少なくありません。

違反行為を見つけやすい位置に警察官を複数人配置し、ながら運転をしている車、バイクを発見したら、進行方向先に待機している警察官に無線連絡し停止を促し取り締まります。
一般道でも高速道路でも取締り対象です。

ながら運転を指摘しても使っていないと否定されたら?

取締り対象となり停止を促されても、運転者が「利用していない」と言い張った場合にはどうするのか?これも気になります。
この場合、スマホや携帯の履歴確認を行い、本当に使用していないかどうか調べることになるでしょう。

履歴があった場合、使っていたことを確認しながら運転の取締り対象になることを説明します。
それでも認めない場合は、すでに履歴によって利用していたことはわかっているので否認していても違反切符を作成することになるでしょう。

ながら運転の罰則はこんなにも厳しくなる!

法改正後、現在のながら運転の罰則については非常に厳しいものとなっています。
携帯電話、スマホを運転中に使用した場合、改正前は5万円以下の罰金でした。
しかし現在は、6ヶ月以上の懲役または「10万円以下の罰金」です。

違反点数について法改正前は1点、しかし法改正後は3点となっています。
反則金に関しては車種ごとに違いがあり、普通車では6,000円だったものが18,000円と倍以上になりました。

ながら運転することによって交通事故などを引き起こした場合は、改正前、3ヶ月以下の懲役または5万円以下の罰金でした。
法改正後は、1年以上の懲役または「30万以下の罰金」です。
違反点数については、2点だったものが6点となり、一発免停となります。

最悪死亡事故など重大な事故につながりかねないながら運転は、こうした法改正が行われるくらいにリスクが高い行動だと考えるべきです。
ながら運転の罰則をしっかり頭に入れて安全運転を心がけましょう。