意外と知らない!クラクションの使用ルールまとめ

バイクのクラクション使用ルールを知らない人も多い?

最近は若い頃バイクに乗っていたお父さん世代が、再度バイクを楽しんでいます。
お子さんが独り立ちし教育面などに費用がかからなくなって自分のために利用できるお金ができた、それによって憧れのバイクを手に入れて楽しむ方が多くなっているのです。

若い人がバイク離れしているといわれてきた現代、お父さんたちが再びバイクに乗るようになり、若い世代もバイクに乗り始めています。
そんな時、しっかり把握しておいてほしいのがバイクのクラクション使用ルールです。

バイクのクラクション使用ルールをしっかり把握していないという人も多いといわれています。
バイクを安全に楽しく乗るためにもここでしっかり覚えておきましょう。

クラクションを使う場所は限られている

クラクションは警音器、音で周囲の人、車などに危険を知らせる機器です。
危ないと思う時など気軽に使ってしまいがちなクラクションですが、道路交通法第54条によって使える場所や機会が限られています。

クラクションの使用に関しては左右の見通しが悪い交差点、見通しが悪い公道の曲がり角・登坂の頂上で尚且つ道路標識で指定されている場所、また危険防止のためにやむを得ない場合のみです。
結構頻繁にクラクションを利用している人も見かけますが、実はそれ、道路交通法違反となることが多いと把握が必要になります。

標識をよく確認する事

道路標識で指定された場所や区間に関しては、標識があるところでクラクションを鳴らすように指示されています。
対向車に自分のバイクがいることを知らせるために重要なアクションとなるのです。

中には補助標識を組み合わせている警笛区間もあります。
先の状態がわからない見通しの悪いカーブ、人との接触リスクが高い交差点、先が見えない上り坂など補助標識と合わせてクラクションを鳴らすように指示されているところもあるのです。

補助標識がある場合には警笛区間内でクラクションを鳴らすように指示されているため、警笛区間が終わってからクラクションを鳴らすことで違反となることもあります。
こうしたことがないように、補助標識、標識、警笛区間を理解しておくことが必要です。

バイクによくあるサンキューホーンは?

バイクに乗っている方はよく、「ありがとう」の意味を込めてクラクションを鳴らします。
暗黙の了解的にお先にどうぞとしてくれたバイクや車に対してクラクションを鳴らすこともありますが、これも厳密にいえば違反行為です。

別のバイクや車からしてみると関係のないところでクラクションを聞き何か誤解することも考えられます。
クラクションでサンキューを伝えるのではなくハンドサインによって伝える方が安心です。